どうも。やまぐち整骨院 院長の山口です。
今回は骨折にまつわるよく聞く噂、いわゆる都市伝説について解説したいと思います。
「骨折するとその骨は強くなる!」と聞いたことはありませんか?
結論から言ってしまうと
「弱くなっても強くなることはない!」です。
この噂は、骨折するとその部分が一時的に太くなることから、太く=強く から来ているのではないかと思われます。
確かに骨折すると一時的に太くなります。それは、分かり易く言うと、骨折してしまった骨と骨とをつなぎ合わせるための接着剤の様なもの(仮骨という。)が骨折部の回りに多めに出てきて(この時一時的に太く見える)骨をくっつける。くっつき終わったら、からだに吸収されて元の骨の太さに戻ります。
しかし、中には変形してくっついてしまったり、骨の回りの軟部組織と言われる筋肉や腱、靱帯などが肥厚してしまって太くなってしまうことはあります。ですが、太くなったならないにかかわらず一度骨折してしまった骨自体は、強くなるという科学的根拠はないということです。
このような噂、いわゆる都市伝説は他にもたくさんあります。
それらは、また次の機会に。